龍涎香の香りで豊かなひとときを。心ほぐれる抱壷庵の「いさな香」

鯨モチーフの香立てと、マッコウクジラからとれる「龍涎香」の香料がセットになった民芸陶器です。玄関口などに置けば、ふとした瞬間に抱壷庵オリジナルの甘く上品な香りが広がります。使い方によっては、半年以上も香りが持続。希少な香りを気軽に楽しめる手作りの「いさな香」で、心ほぐれる穏やかなひとときをお過ごしください。

自然と笑みがこぼれるような、手作りのぬくもりを大切に

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和歌山県太地町にある民芸工房「抱壷庵」は、鯨をモチーフにした民芸品を手作りしています。
日本最古の古式捕鯨の発祥地として知られる太地町の人々にとって、鯨は欠くことのできない存在です。古くから文化や歴史、経済に深く根ざしてきました。太地町の沖合では、毎年3月後半から6月後半にかけて鯨を見ることができ、小学校では鯨について学ぶ授業があるほどです。
そんな太地町の特色を活かした、温かみのあるものづくりを大切にする抱壷庵の工房には、香立てや土鈴、箸置き、表札など、鯨のデザインがあしらわれた日常使いの小物が並びます。

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基本コンセプトは、遊び心。まん丸で可愛らしい鯨のフォルムは、思わず手に取りたくなる愛嬌たっぷりのデザインに仕上がっています。
さらに見て楽しむだけでなく、実際に使える「仕掛け」を施すのも”抱壷庵流”。香りが楽しめる香立てや音色の美しい土鈴など、愛らしい置き物にとどまらない、機能性をプラスした作品になっています。
代表の小出さんは、一点一点手作りの味わいを大切にした、完成度の高い作品を心掛けています。

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「手にもった時に手作りのぬくもりを感じられるかどうか、自然と笑みがこぼれるような作品にしたい」とこだわりを語ります。
近年では、全国推奨観光土産品審査会でトップの国土交通大臣賞(民芸部門)を受賞するなど、優れた地域産品として評価されている抱壷庵ですが、1972年の創業当時は、父子二人三脚で手探りでのスタートだったそう。材料の土の配合やデザインを一つ一つ磨きながら、今の形を築き上げました。

魅惑的で甘く上品な香り「いさな香」

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ご紹介する香りの民芸品「いさな香」は、鯨モチーフの香立てと「龍涎香(りゅうぜんこう)」の香料がセットになった民芸陶器です。「いさな」とは、漢字で書くと「勇魚」。「鯨」を意味することから、この名がつけられました。

別名アンバーグリスとも呼ばれる龍涎香は、マッコウクジラからとれる大変高価な香料です。甘く上品で魅惑的な香りが特徴で、世界的に有名な香水に使用されるなど、昔から人々を魅了してきました。しかし、商業捕鯨禁止となった今では、海や砂浜で偶然見つけることしかできない、とても入手困難なものに。「この『太地町の香り』といっても過言ではない希少な香りを、気軽に楽しんでほしい…」という思いで開発されたのが、抱壷庵オリジナルの「いさな香」です。
スキューバダイビングやサーフィンを楽しむなど、太地町の海を身近に感じながら生活する代表の小出さんは、
「龍涎香の優しい香りと愛らしい鯨の香立てで、海を感じながら心ほぐれるひとときを過ごしていただければ」と語ります。
通販を除き、道の駅やホテルなど地元限定で販売される「いさな香」は、自分へのお土産に購入する方が多いといいます。香料のみを買い求めるリピーターも増えているのだそう。

玄関口など空気が揺れる場所に置いて…

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「いさな香」は、風や人の動きにより空気が揺れることで優しく香ります。そのため、玄関のような場所に置くのが最適です。
鯨を台座から外し、龍涎香の香料を数滴ふくませたコットンボール(付属)を置けば、鯨の穴(噴気孔)から甘い香りがふわりと漂います。それが4-5日続き、その後、ノスタルジックで上品な香りに変化。コットンボールを3個ほど使うと、半年以上も香りが楽しめるのだそう。
成型・乾燥・素焼き・釉薬・本焼きと5つもの工程を経て完成する「いさな香」は、一日50個作るのがやっとだと小出さんは言います。一点一点に思いがこもった鯨は、生活に癒しやリラックスした雰囲気を届けてくれるのではないでしょうか?
ふとした瞬間に上品に香り、穏やかな気持ちにさせてくれる「いさな香」を、ぜひご愛用ください。

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今回ご紹介した企業

民芸工房  抱壷庵

古式捕鯨発祥の地である和歌山県太地町で1972年に創業。鯨をモチーフにした香立てや土鈴、箸置きなど、日常使いの小物を一つ一つ手作りしている民芸品の工房です。海を身近に感じる生活をし、自らをアウトドア派のクラフトマンと語る小出代表は、「お客様が手にした時に、ぬくもりや海を感じていただければ…。自然と笑みがこぼれるような作品にしたい」と、味わい深く完成度の高いものを生み出すよう心掛けています。

今回ご紹介した商品

マッコウクジラから採れる 「りゅうぜん香」の香料付き 香りの民芸品 『いさな香』

こだわり生産者_抱壷庵06_いさな香

鯨モチーフの香立てと、マッコウクジラからとれる「龍涎香」の香料がセットになった民芸陶器です。玄関口などに置けば、ふとした瞬間に抱壷庵オリジナルの甘く上品な香りが広がります。使い方によっては、半年以上も香りが持続。希少な香りを気軽に楽しめる手作りの「いさな香」で、心ほぐれる穏やかなひとときをお過ごしください。

【 いさな香 】はこちら

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