地元北海道の素材を使ったワンランク上のチーズケーキをあなたに届けたい！

2017.06.15

桜慈工房は北海道の足寄町にある小さなケーキ工房です。2007年の創業以来、チーズケーキ一筋の専門店として続けてきました。地元北海道の中でも厳選したオーガニックな素材を用いた、”ワンランク上のチーズケーキ”を作っています。

「足寄町のお土産」になるようなチーズケーキを目指し

オーナーは元々はレストランをやっていて、そこでチーズケーキも作っていました。しかし、もっと地元に根ざした商品を作りたい、地元のお土産になるようなものを作りたいと思いはじめたことをきっかけに、。地元の足寄町を代表する乳製品を活かした商品を探っていったそうです。そして、地元の食材をたっぷり使った「チーズケーキ」が誕生しました。味のバリエーションは、10種類あります。

”びっくりするくらい”に手作り

製法は、皆さんがびっくりするんじゃないかと思うくらいの手作りです。使用するクッキーも、既製品を使うのではなく、オーナー自身がちゃんと小麦から焼いたものを使用しています。
素材や原料の良さを活かして、無駄なものを使わない作り方をお客様に理解してもらうまでにはやはり時間がかかったそうですが、最近は「オーガニック」という言葉も随分広がってきて、理解が深まってきたと話します。
同じ素材でも、毎日向き合っているとやはりその時々で微妙に違うんだそうです。だからこそ、作る際も、分量や混ぜ方を変えるなど、少しずつ改善を加えながらやっています。「その時々で微妙に変わるでき上がりの違いを感じながらチーズケーキを作ることは面白い」とオーナーが話すように、食べる人たちもそれを感じられると面白いでしょう。
そんな小さな違いに気づいてか気づかずにか、いつも買っていただくお客様から「また美味しくなったね」と言われるときは、一番喜びを感じる瞬間なんだそうです。

素材へのこだわり

素材には地元北海道のものを厳選して使ってます。例えば、ヨーグルトは「あすなろファーミング」さんのものですが、ここのヨーグルトは牛が食べる草からこだわっているため、欠かせないと言います。
それは、オーナー自身が育児をしながら痛感したことに基づいているようです。「子供の便の色って、母乳を上げてる時と、粉ミルクをあげてる時だと、色が全然違うんですよね。母乳の時は黄色、粉ミルクの時は緑色です。」
オーナーは基本的に母乳育児をしていたため、子供の便は黄色かったそうなんですが、あるすごく寒い日に自身が粉ミルクを飲んだところ、翌日に子供の便が緑色になったんだそう。母親が飲んだものが子供に伝わることを実感した時に「牛って何食べてるんだろう」ってすごく思ったと言います。「どんな草を食べてるかで、どんな牛乳ができるかも違うはずだし、ヨーグルトも当然違ってくる。」と。
ちゃんと原料が見えて、出処が分かるものだけを使いたいという思いが、素材への強いこだわりへとつながっているようです。そして原料がシンプルだからこそ、丁寧に手作りしていく過程がとても大切といえます。

カットケーキにしたのは「主婦が手間なく楽しめる」ため

最初はホールケーキから始めたものの、今はカットケーキでの販売をしています。これは、同じ主婦だからわかる、オーナーならではの視点。「わざわざカットするのって面倒くさいんですよね。カットしたあとは包丁を洗わなくちゃいけなかったり、ラップしなくちゃいけなかったり。」なので、手間なくラクにすぐに食べられるように、カットしたものを個装する形に変えたと言います。そうした手間をすべて引き受け、手軽においしいものを食べてほしいというオーナーの優しさがあふれています。
また、ホール型の場合、ちょっと箱の置き方を間違えると形が崩れてしまいます。お土産物の場合は丁寧に持って帰ってもらうのが大変なので、縦においても崩れないようにするためという狙いもあるようです。