鹿児島県喜界島より、朝日酒造が原料から一貫して作り上げた黒糖焼酎「陽出る國の銘酒」をご紹介します!

黒糖焼酎を通して、喜界島の魅力を伝えたい

こだわり生産者_朝日酒造01

喜界島は、鹿児島県奄美大島から東へ25㎞離れたサンゴ礁が隆起してできた島です。白い砂浜とコバルトブルーの海に囲まれた自然豊かなこの島で、朝日酒造は1916年に創業しました。「黒糖焼酎を通して喜界島の魅力を伝えること」をテーマに、安心・安全、そして島への貢献を心掛けてきました。
喜禎代表は、鹿児島の焼酎蔵「小鹿酒造」で3年間の修業を終え、1999年から先代と共に原料となるサトウキビの無農薬栽培を始めました。無農薬を選んだのは、安心で、さらに育んでくれた島の土壌に配慮したモノづくりができるから。農業は未経験ながら仲間とともに研究を積み重ね、2001年に初めて収穫したサトウキビを原料に「陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ)」を誕生させました。「せえ」とは「お酒」を意味する喜界島の方言。以来、年ごとの味わいが楽しめるヴィンテージ黒糖焼酎を作り続けています。

有機JAS認定の自家製黒糖「陽出る國の黒いダイヤ」

こだわり生産者_朝日酒造02

朝日酒造の無農薬サトウキビは、厳しい評価基準で知られる有機JAS認定を受けています。
サンゴ礁由来のミネラル豊富な土壌に、焼酎を造る時に出る「焼酎カス」やサトウキビの絞りカス「バガス」を肥料として混ぜ込むことで、微生物が元気になり、土の中に栄養分となる炭素や窒素が増えるのだそう。栄養をたっぷり吸い上げたサトウキビは、甘みとうまみが増し、化学肥料で作られたものよりクセや苦み、えぐみが少ないと高い評価を得ています。また、細胞自体が強くなるため、虫が寄り付きにくくなるのだとか。土作りに時間はかかりますが、2、3年かけて一度良い循環ができあがれば、さらなる好循環が生まれ、自然と農薬はいらなくなると言います。
焼酎の原料として作られたサトウキビですが、安心安全でしかも美味しいという評判から「陽出る國の黒いダイヤ」と名付けられ、食用として販売されるほどになりました。

理想は高く、心で作る黒糖焼酎

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「陽出る國の銘酒」は、その年にできた無農薬サトウキビを原料に、蒸留には喜界島の硬水を使用。発酵に欠かせない種麹は、焼酎の幅広さを楽しんでもらうために白麹、黒麹、黄麹から毎年最適なものを選んで味に変化を持たせています。
朝日酒造の焼酎造りは、基本に忠実。そして年ごとに変化する気候や原料の状態に合わせ、発酵期間や蒸留時間、水分量などを細かく微調整しています。例えば、もろみの発酵過程では、炭酸ガスが泡状にシュワシュワ出てくる様子や香り、味わいを研ぎ澄まされた五感で確認するとともに、データによるチェックを欠かしません。黒糖の香りを逃がさないよう低温でゆっくり時間をかけて溶かす作業も、朝日酒造のこだわりです。できあがった原酒を味見し、記録を取っては翌年に反映させ、常に理想の味を実現しながら、さらなる高みを目指しています。
「農業と一緒で答えがないのが、モノづくりのおもしろいところ。規模は小さいながらも、『黒糖焼酎なら朝日』と言っていただける声を裏切らないように、出来上がった味のさらに上を目指しています。ちょっとした違いにどう気付くか、正解がない焼酎造りにどう答えを見出すか、日々ぶつかりながら蔵に足を運んでいます」と話す喜禎代表。
サトウキビも焼酎も、生き物相手のモノづくり。自分の考えを押し付けず、いかに微生物に合わせて気持ちよく焼酎やサトウキビをつくってもらうか、いかに良い環境をつくっていくかを考えることによって、美味しい焼酎ができるという信念があります。
こうした考えは蔵全体で共有され、5Sなどの言葉が使われる以前から、整理・整頓、掃除、挨拶などの基本をしっかりと行い、地元や社会全体への貢献を目指すという思いで焼酎造りに向き合ってきたそうです。

糖質ゼロの黒糖焼酎―原酒の楽しみ

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「陽出る國の銘酒」(2001年仕込み)は、朝日酒造が初めて無農薬の自家製サトウキビで仕込んだ思い入れの深い商品です。原酒で販売するのは、高濃度のアルコールで焼酎の熟成過程を楽しめるから、そして、調整できる度数の幅が広く、より自由に味わってもらえるからだそう。「瓶の中で熟成していくので、この焼酎は17年物になります」と話す喜禎代表。熟成すればするほど、柔らかくてまろやかな口当たりと、「熟成香」という少しカラメルに似た新たな香りが生まれると言います。
また、注目したいのは、黒糖焼酎はカロリーが低く、糖質ゼロということ。もともと焼酎は蒸留過程で蒸発したアルコールやうまみ成分を集めたものなので、蒸発しない糖分は一切焼酎に入りません。舌ではなく、香りから甘さを感じることができます。
まずはストレート、次にロック、最後にぬるめのお湯割りでいただくのがオススメの飲み方だそう。香りがぬけないよう、割った後の温度が40℃弱くらいになるようにしてどうぞ。度数調整に使う水は、焼酎の風味を変えない軟水で。おつまみには、喜界島産純黒糖「陽出る國の黒いダイヤ」をお試しください。
「2007年ガラス瓶アワード」優秀賞を受賞したオリジナル瓶は、喜禎代表のこだわりが詰まっていて、重厚感があり贈答用にも最適です。奄美諸島の中で朝日が一番に昇る島、喜界島で丹精込めて造られた「陽出る國の銘酒」。ご家庭で、また友人との大切なひと時に、ぜひお楽しみください!!

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今回ご紹介した企業

朝日酒造株式会社

鹿児島県奄美大島から東へ25㎞の自然豊かな喜界島で、1916年に創業した朝日酒造。「黒糖焼酎を通して喜界島の魅力を伝えること」をテーマに、安心・安全、そして島への貢献を心掛けた焼酎造りを行ってきました。この思いは4代目の喜禎代表にも引き継がれ、無農薬の自家製サトウキビを原料にした「陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ)」が誕生。島に生きる人々と、その魅力を伝えたい…熱い思いが込められたヴィンテージです。

今回ご紹介した商品

喜界島のサトウキビから作った黒糖焼酎 陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ)

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無農薬の自家製サトウキビを使用した、朝日酒造の「陽出る國の銘酒」(2001年仕込み)。カロリーが低く糖質ゼロの黒糖焼酎は、香りで甘さを楽しむお酒です。通もうならせる原酒44度で、柔らかくまろやかな口当たりとカラメルのような「熟成香」が特徴。ご家庭で、また友人との大切なひと時に、ぜひお楽しみください!!

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