特集くず餅

所変わればくず餅変わる?原料の違いとおすすめの5品をご紹介!

ひと口にくず餅と言っても、地域によって素材や見た目が違うのをご存知ですか?全国的には葛粉を使った半透明のくず餅ですが、東京を中心にした関東の限られた地域で馴染み深いくず餅は、乳酸菌で小麦を発酵させた小麦でん粉で作ります。表記も葛餅ではなく久寿餅。地域による違いがあるのは面白いですね。
この記事では、それぞれの素材で作られたこだわりのくず餅5品と、その魅力をご紹介いたします。

井上天極堂 葛もち

初めにご紹介するのは、奈良県御所市に本社工場を置く老舗の葛屋、天極堂の「葛もち」です。
こちらのくず餅に使用しているのは、自社製の吉野本葛。葛根から絞った澱粉を水に何度も晒して精製する「吉野晒(さらし)」を忠実に守り、手間や時間を惜しまずに作り上げた特別な吉野本葛を堪能することができます。くず餅の持ち味と言えば、透明感ともちもちとした弾力。その美味しさを追い求めて試行錯誤をした結果、作り立てに近い食感のまま、常温で3ヶ月保存できる「葛もち」を作り上げました。1口サイズで食べやすく、濃厚な黒蜜と香ばしいきな粉もたっぷりと付いています。
硬くなるのを防ぐために、保存は常温で。食べる30分ほど前に冷蔵庫で冷やしてくださいね。

巨泉 京都きよ泉のくず餅セット

特集くず餅-京都きよ泉のくず餅セット

「京都きよ泉のくず餅セット」の製造元は、宇治田原町にある巨泉です。明治初期からお茶に携わってきた伝統を大切にしながら、宇治茶や抹茶スイーツなどを取扱う自社ショップ、京都宇治茶匠 きよ泉で販売しています。
きよ泉のすべての商品は、素材にこだわったオリジナルブランドです。ご紹介の「京都きよ泉のくず餅セット」は、抹茶くずもちとほうじ茶くずもちの詰め合わせ。お茶会にも使用される自慢の宇治抹茶と一番茶のほうじ茶を使い、それぞれのお茶の風味を最大限に生かしつつなめらかでほど良い弾力に仕上げた、大変贅沢な一品です。
もちもちとした食感とお茶香るみずみずしさを、ぜひご堪能ください。

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とら八商店 名物くず餅

東京都中野区にある老舗甘味処 とら八商店の「名物くず餅」は、小麦粉でん粉で作る江戸の久寿餅です。
小麦だけでくず餅独特の食感が出せるのは、発酵の過程と職人の技があってこそ。関東に根付いている小麦由来のくず餅は、和菓子で唯一の発酵食品とも言われています。
昨今、つるつるとした食感を増すためにくず粉を入れるお店が増えていますが、とら八商店のくず餅は正統派です。小麦でん粉のみで、江戸時代から伝わる昔ながらの味を作りつづけています。
素朴で自然、そして後味も良い「名物くず餅」。真空パック入りですが、保存料などは無添加なので早めにお召し上がりくださいね。まろやかな黒蜜と、質の良いきな粉とセットでどうぞ。

門前亀屋 白みつくずもち

くず餅にかける蜜と言えば、西も東も黒蜜が定番ですよね。しかし、門前亀屋では白蜜をかけていただきます。
「白みつくずもち」を作る門前亀屋があるのは、葛飾柴又にある帝釈天の参道。人気映画の中で、主人公の実家として登場するおだんご屋のモデルとなった老舗です。
小麦でん粉のくず餅と白蜜、そこに併せるきな粉は栗風味。発酵による匂いやわずかな酸味がありますが、それも久寿餅の風味を作る大事な要素となっています。餅・蜜・きな粉の絶妙なバランスとプリプリとした食感は、他では味わえません。
賞味期限は3日間と短めですが、東京下町土産としてもおすすめの一品です。

船橋屋 くず餅プリン

ラストにご紹介するのは、くず餅の命を吹き込んだスイーツ「くず餅プリン」です。東京都江東区、亀戸天神前に本店を構える船橋屋が製造販売しています。
江戸文化2年の創業以来、くず餅一筋に歩んできた老舗が作り上げるのは、くず餅の良さを目一杯詰め込んだもっちりプリン。小麦でん粉をプリンの材料に混ぜ合わせるという製造法は、くず餅職人とパティシエ協力のもとに生み出されました。
食べる時にはまずそのままなにもかけずに、そして船橋屋特製の黒糖蜜をカラメル代わりに少々、最後は香ばしいきな粉をかけて3段階で味を楽しむのがおすすめです。
メディアでも話題の「くず餅プリン」、船橋屋こよみ広尾店と通販でしか購入できません。この機会にぜひご賞味くださいね!


くず餅のおすすめ5品はいかがでしたか?

体を温め強い整腸作用を持つ本葛と、健康にさまざまな効果があるとされる発酵食である小麦でん粉。それらが素材のくず餅は、日々の食生活に積極的に取り入れたいですね。
「くず餅プリン」を除き、保存は常温で。暑い時期には、食べる少し前に冷蔵庫で冷やすと良いでしょう。特に、小麦でん粉由来のものは、冷蔵庫で保存するとくず餅の弾力性が落ちてしまいます。冷やしすぎないように注意して、お召し上がりくださいね。

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