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魚の鱗がざくざく取れて、しかも飛び散りません!目から鱗の「特許ウロコ取り」

ご紹介する「特許ウロコ取り」は、面倒だった鱗取りが驚くほど楽になる便利アイテムです。力を入れずに魚の鱗がざくざく取れて、しかも飛び散りません。4つのカラーラインナップで、キッチンインテリアとも好相性です。プラスチック(ポリカーボネート)製だから、軽くて扱いやすくお手入れが簡単なところも◎。お気に入りのキッチンアイテムに加えたくなること間違いなしの「特許ウロコ取り」をぜひお試しください!

きっかけは和歌山県の小さな町。日高川町復興の願いから

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「特許ウロコ取り」を作ったのは、メーカーでもなく料理人や漁師など魚に関わりの深い関係者でもありません。和歌山県の山あいにある小さな集落に住む中島知久平さん(71歳)です。知久平さんいわく「こんなにすごい鱗取りをなんで山の中のおじいが作ったんだ?」とよく笑い話になるそうですが、その誕生秘話をご紹介します。
知久平さんの住む和歌山県日高川町上初湯川は、人口40人ほどの小さな集落です。静かな町を台風12号が襲ったのは、平成23年夏のこと。水害による甚大な被害を受け、見慣れていた日常の風景が一変してしまったそうです。幸いにも被害を免れた知久平さんは憔悴しきった人々の様子に「何とか町に元気を取り戻せないものか」と水害の1週間後から活動をスタート。「町ぐるみでアイデアを出し合い商品づくりを行うことで、復興に繋がるのではないか」と考え、比較的被害の少なかった地元企業を中心に、日高川町オリジナルの商品づくりを呼びかけました。活動を始めて1か月以上経ったころ、ついに2社から賛同を得ることができました。ところが、肝心の商品アイデアが決まらず、自分を責める日々が続いたそうです。
大病を患った経験から、常日頃より「世に役立つものを生み出したい」という思いが強く、これまでもアイデアを形にしてきた知久平さん。「便利な世の中でもきっとみんなが困っていることがあるはず」と2か月ほど思案を重ねた末、いまだに鱗取りに悩む人が多いのではないかと考えたのだそう。そこでどんな人でも簡単に鱗が取れ、しかも飛び散らない鱗取りを開発しようと決意しました。

鱗が飛ばない秘密とは?

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設備を持たない知久平さんは、文字通りゼロからのスタートです。自宅で木の模型を作り、鱗取りの細部を作り込みました。従来、鱗が飛び散るのは、鱗の先端に力を加えて外そうとするためです。限界ぎりぎりまで耐え抜いた鱗の根元が外れる時、その余力で鱗が飛び散っていたのです。そこで「特許ウロコ取り」には、鱗の先端には力を加えずに鱗の根元を浮き上がらせて外すよう設計を施しました。魚の尾びれから鱗を逆なでするよう水平に動かすと、絶妙な角度をもった刃先が自然と鱗の裏側に入ります。鱗の先端にも根元にも余計な力が加わらないため、鱗が飛ばないのです。さらに前後左右に刃先を付けることで、従来は取りにくかった頭やひれ周りの鱗も、隅々まで素早く取ることが可能になりました。
素材選びも重要だと考えた知久平さんは、プラスチック素材の中でも最高の耐衝撃性を持つポリカーボネートを採用。スマホなどにも使われる耐久性の高い素材だから、和歌山県工業技術センターで行われた6万回を超える摩耗テストを見事にクリアしています。デザインにもこだわり、前後左右に傾斜を施し一枚刃に。「形が複雑で洗いにくい」といった悩みを解消し、愛用者から喜ばれています。

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「特許ウロコ取り」をイベント等で披露すると、鱗が簡単にとれる様を目の当たりにした来場者に人気となり、1週間で130本売れたことも。台風被害から2年後の2013年には、特許を取得(特許第5190557号)。さらに全国発明婦人協会が主催する「第53回暮らしの発明展」では、近畿経済産業局長賞を受賞する商品となりました。

鱗が飛び散らないから、魚調理が楽しく快適に♪

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これまで鱗が飛び散るから、鱗取りはシンクの中で行ったり、ポリ袋や大きめのゴミ袋の中で行ったりする方が多かったのではないでしょうか?知久平さんの「特許ウロコ取り」なら、驚くほど鱗が飛び散らないので、キッチンのワークトップやテーブルで楽々作業ができます。小さなお子様と一緒にお魚料理に挑戦したり、釣り帰りに仲間達とわいわいクッキングを楽しむのもおすすめです。使い方のコツは、魚の尾びれ側から力を入れずに水平に刃を入れること。上下左右あらゆる方向に動かせるので、魚の表面をスルスルと動かすだけで簡単に鱗が取れ、一気に素早く剥がせます。
カラーは、アンケート調査で特に人気が高かった上位4色(白・黒・スケルトン・グリーン)をラインナップ。鱗取りには見えないデザインだから、おしゃれなキッチンにもさりげなく置けます。ご紹介する大サイズのほか、小サイズもご用意。鯛などの大きな魚には大サイズ、南蛮漬けに使うアジなどの小魚には小サイズなど魚のサイズに合わせて、また大人から小さなお子様まで、使う方の手の大きさに合わせてお選びください。
「大きな災害から人々が立ち上がれるように」という願いを込めて誕生した知久平さんの「特許ウロコ取り」は、鱗取りの煩わしさを楽しさに変えてくれる幸せのアイテムです。扱いやすく、ざくざくと鱗が取れるこの快感をぜひ味わってみませんか?

【 特許ウロコ取り(大) 】はこちら

今回ご紹介した企業

ちくへい商店

和歌山県の山あいにある小さな集落に住む中島知久平さん(71歳)が、台風被害を受けた地元の復興を願って設立しました。大病を患った経験から、常日頃より「世に役立つものを生み出したい」という思いが人一倍強い知久平さんが、創意工夫で作り上げた「特許ウロコ取り」を販売しています。お求めは、和歌山市観光土産品センターやオンラインショップ「ニッポンセレクト」でどうぞ。

今回ご紹介した商品

特許ウロコ取り(大)

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「特許ウロコ取り」は、面倒だった鱗取りが驚くほど楽にできる便利アイテムです。力を入れずに魚の鱗がざくざく取れて、しかも飛び散りません。4つのカラーラインナップで、キッチンインテリアとも好相性です。プラスチック製(ポリカーボネート)だから、軽くて扱いやすくお手入れが簡単なところも◎。お気に入りのキッチンアイテムに加えたくなること間違いなしの「特許ウロコ取り」をぜひお試しください!

【 特許ウロコ取り(大) 】はこちら

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