有限会社 やえやまファーム(沖縄県)

石垣島の自然と共生するオーガニックファーム

美しいサンゴ礁に囲まれた石垣島で、ロート製薬の直営農場として、本格的な「循環型農業」に取り組むやえやまファーム。自慢の有機パイナップルと家畜をエコなサイクルで結び、台風や夏の強い日差しといった自然の力を利用しながら、手間暇かけて丁寧に育てる。やえやまファームが目指す未来につながる “ 食 ” づくりをご紹介します。

日本で唯一の有機パイナップルをきっかけに「循環型農業」を目指す

国産パイナップルのほとんどを生産する沖縄の中でも、石垣で育ったパイナップルの味わいは格別と評されています。石垣の中でも日本で唯一、農薬や化学肥料に頼らない有機パイナップルを育てているのがやえやまファームです。

「石垣島を頻繁に訪れる台風は害虫を連れ去り、微量のミネラルを運んでくれる自然の恵み」と、過酷な環境をも味方につけ、2年の歳月をかけて主力のパイナップルを育てています。

2013年にはロート製薬の直営農場になり牛や豚を育てる牧場をスタート。たい肥を畑にまき、豊かな土壌でパイナップルを育て、その搾りかすでつくった栄養たっぷりの発酵飼料を与え豚や牛を育てる、という理想の「循環型農業」を完成させました。

ロート製薬は、健康(Health)・環境(Environment)・社会(Social)といった3つのテーマを大切に、課題の解決を行ってきた会社。「やえやまファームは、これらテーマに同時に取り組める希少な場所です。環境や循環を意識しながら、健康に役立つ作物を育て、地域創生につなげたいですね」と代表の中川さんは話します。

パイナップルを食べて育つ、絶品!南ぬ豚(ぱいぬぶた)

やえやまファームのパイナップルは、糖度と酸味のバランスがよく、「これぞパイナップル」といえる濃厚な風味とさっぱりした後味が特徴です。

そんな自慢のパイナップルを食べて育つのが、アグー豚の血をひく(※)南ぬ豚(ぱいぬぶた)です。パイナップルの搾りかすとふすまを混ぜて発酵させた、乳酸菌たっぷりのえさを食べ、石垣の大自然の中ですくすくと育てられた南ぬ豚(ぱいぬぶた)は、健康そのもの!疲労回復に良いとされるビタミンB1や鉄分が一般の豚にくらべて多いことが分かっています。

驚くほどうまみがあり、肉質はやわらかくジューシー。とろけるような味わいが特徴です。オレイン酸をたっぷりと含んだヘルシーな脂身は、軽くさっぱりとして、胃もたれしません。年間300頭ほどしか出荷されないこの希少なブランド豚を、精肉をはじめ、ハンバーグやハムソーセージに加工しています。

※沖縄アグー豚と西洋系豚の交雑種(F1種)

少数精鋭でつくる、手づくりの味はファームの誇り

南ぬ豚(ぱいぬぶた)を100%使用したハンバーグや無添加ソーセージは、余計なものを一切入れず、南ぬ豚(ぱいぬぶた)のおいしさをダイレクトに楽しめる品。少数精鋭の手づくりの味がやえやまファームの誇りです。

なかでも人気の「南ぬ豚網脂ハンバーグ」に使われる豚の網脂は、手間がかかる食材。一晩水に浸けてから一枚ずつ丁寧に洗浄。1g単位まで正確に重さを確認しながら、厚みや形を見極め成形します。見た目にも美しく、しっかりと肉汁を閉じ込める網脂に仕上げるため、手間暇は惜しみません。このため全国から注文が入るものの、一日に作ることができる量は限られてしまうのだそう。

「オレイン酸たっぷりの南ぬ豚(ぱいぬぶた)は、脂が甘くさっぱりとしていて、とにかく最高においしい豚肉なんです。おいしさをそのまま伝えたくて、ひとつひとつ愛情込めて作っています」と力づよく語るのは、もともとロート製薬の工場で品質管理を学び、現在はファームの工房で作り手としてその技術を伝える加島さん。

健康的な脂身をもつ南ぬ豚(ぱいぬぶた)は、一般的な豚肉よりも低い温度で脂が溶け出します。そのため、室温は常に10℃以下を保たなければなりません。このほかひとつひとつ作業手順を確認したり、服装を管理したり、工房では製薬会社の品質管理が徹底されています。

地域の “ 食財 ” に光をあて、豊かな循環を生み出す

「循環型農業」を通し、地域に貢献するやえやまファーム。有機パイナップルと南ぬ豚(ぱいぬぶた)のサイクルはその一例にすぎません。

例えば、石垣島特産の泡盛の酒粕の利用もその一つ。島内に産廃処理場がないため、処分には4~500キロほど離れた沖縄本島へ船で運ばねばならず、処理費用がかかっていました。やえやまファームでは、この泡盛粕を栄養たっぷりの家畜の飼料にアップサイクル。買い手よし・売り手よし・世間よしといった「三方よし」を彷彿とさせる方法で、地域の課題を解決しています。こうしたファームの挑戦は、石垣島という枠を超え、沖縄本島でのシークヮーサー作りにまで広がっています。

「まだまだ知られていない地域の素材や本来捨てられるものに目を向け、食・健康・環境に配慮しながら価値に変え、地域活性化につなげていきたいですね」と今後の展望を話す中川代表。

消費者であるわたしたちは、「人のため」・「地域のため」に作られた “ 食 ” を選ぶことで、ぜひこうした取り組みを応援していきたいですね。

今回ご紹介した企業
有限会社 やえやまファーム(沖縄県石垣市)

石垣島に2002年に設立されたオーガニックファーム。2013年にロート製薬がファームを引き継いでからは、本格的な「循環型農業」を確立。自社の畑と2か所の牧場で有機パイナップルや南ぬ豚(ぱいぬぶた)南ぬ牛(ぱいぬうし)を育て、生産・加工・販売までを一貫して行うことで、食の安心安全を守ります。ファームが取り組む、自然と人が共生する未来への種まきは、現在進行中です。

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