株式会社 ファイナール (鳥取県)

身も心も温まる健康茶「ぽかぽかフレーバーティー」

鳥取県鳥取市に本社を置く「株式会社 ファイナール」。縁の下の力持ちとしてOEM・受託製造を続けてきました。そんな同社が自社ブランドとして発売したのが、健康茶の“ぽかぽか”シリーズと“ごくごく”シリーズです。その1つ「ぽかぽかフレーバーティー」は、紅茶に生姜のほか話題のぽかぽか成分「ヘスペリジン」などをプラスした商品。誰が飲んでも飲みやすい、健康茶らしからぬすっきりした味わいには、温かい想いと技術が詰まっていました。

お客様への想い「美味しい健康茶だってあると知ってほしい」

ファイナールは鳥取県で1985年創業。健康茶を中心としたOEM・委託製造の企業として、日本全国の企業からのオーダーに合わせて商品開発と製造を行ってきました。

健康茶といえども、お茶はお茶。嗜好品としての美味しさは当然あってしかるべきです。創業以来今に至るまで、味にこだわりつつ健康に配慮した商品づくりに取り組んできました。

しかしさまざまな企業から依頼を受ける中で、販売者様が消費者の方々のニーズに応え切れていないという悩みに気づかされます。「健康茶は美味しくない」「続けられない」などといった声が多く聞かれたのです。

消費者の方々の願いに応えようという気持ちと、「美味しい健康茶だって作れる」「お客様に飲み続けていただける健康茶だって作れる」と販売者様に伝えたいという気持ちの両方があったといいます。その想いから一念発起。自社製品として、“ぽかぽか”シリーズと“ごくごく”シリーズを開発・発売することとなりました。

柔らかな自信「今まで実感できなかった方にこそ飲んでいただきたい」

「健康茶を飲み慣れていない方や初めての方、今まで続かなかった方にこそ飲んでみていただきたいです」

同社の森下さんと高橋さんは口をそろえて言います。柔らかで穏やかな口調ながら、そこには味と健康の両立を実現したという自負が表れていました。

「ぽかぽかフレーバーティー」は、「 “ぽかぽか”めぐり生活をサポートしたい」との想いから誕生した商品。私たちの体は約60%が水分です。その水分は体温の調整・老廃物の排出・血液の循環など大事な役割を果たしています。

そして近年「温活」の大切さが語られているように、身体を温めることは健康にプラスとなること。温かいお茶で、身体を温めながら水分を補給してもらいたいと考えたそうです。しかもただの健康茶でなく、美味しい健康茶で。

美味しく続けられる商品だからこそ、日常生活に取り入れてほしい。朝の目覚めの一杯や午後のリラックスタイムに飲んでほしい。ほっと一息つける時間を提供して、毎日頑張っている全ての方、寒がりな方をサポートしたい。温かいお茶で身も心もぽかぽかになってほしい。まずは実際に飲んでみて体感してほしい。森下さんも高橋さんもそう言います。

「誰もが美味しく飲める」を実現した技術と経験

商品の開発は2020年3月にスタート。一筆書きのようにアイディアから完成まで一息でできる商品もありますが、「ぽかぽかフレーバーティー」は地道な努力や技術の積み重ねで完成した商品です。

試作を繰り返していたころ、ぽかぽか成分の1つ「ヘスペリジン」に出会います。生姜紅茶に使われている例がほかになく、材料に加えられないか検討。いくつかのヘスペリジンの原料を取り寄せて、最終的に厳選した原料を使うことにしました。

さらに原料には「遠赤外線焙煎」の技術を活用。焙煎は美味しさのためにファイナールがとくにこだわりを持つ技術です。原料の種類はもちろん、収穫された季節・素材の状態や焙煎する日の湿度や温度によって、火力や時間を調節する繊細な工程です。

そしてブレンドも試行錯誤を重ねました。ブレンドは組み合わせの種類や割合で味が大きく変わります。単独ではクセがある素材も、組み合わせ次第でコクを生んだりえぐみを抑えたりすることがあります。

焙煎やブレンドは、検証して数値化・蓄積していたデータを活用するとともに、職人さんの経験や勘も活かして進めていきました。客観的なデータと主観的な実感をすべて活用。素材に合わせて、どの技術が必要か?を見極めながらの作業です。

開発の支えとなったのは、高い技術力と設備、そして厳格な管理体制。ふだんから、お茶というよりも医薬品を扱うレベルの管理でお茶を作っているといいます。

そのストイックでシビアな姿勢が安心・安全の裏打ちとなり、確かな素材選びや味づくりにもつながっています。味の方向性のイメージを持ちながら、それにこだわりすぎず試飲の意見をもとに試作を繰り返しました。

味には人それぞれ好みがあります。しかし「飲みやすさ」を大切にするからには、みんなが納得いく味に調整する必要があります。何度も何度も試作を繰り返し、無数にある焙煎とブレンドの組み合わせからとうとう「誰もが美味しいと思える味」を探し当てたそうです。最終的には開発に半年を要しました。

味と健康の両立を実現し、「おいしい!あったまる!」と言える商品が完成したのです。

「ぽかぽかフレーバーティー」の温かさ

今回「ぽかぽかフレーバーティー」のお話を中心にうかがいました。地道な試行錯誤の積み重ねで商品ができあがったこと、さまざまな好みを持った男性・女性みんなが納得いく味に調整するのに苦労したこと…。発売してからはファンを増やし、今では越境ECで中国でも販売されているそうです。

お聞きできたのは、完成した「ぽかぽかフレーバーティー」を見るだけではわからない裏話ばかりでした。それと同時に、他の商品でも常に「美味しさと健康の両立」に注力しているのが言葉の端々から伝わってきました。

「自社の事業を通して、私たち消費者に何を提供したいですか?」

との問いに、

「美味しく健康を保ってほしいです」

そう力強く即答していただきました。

「ずっと健康でいたい、最後まで大切な家族と笑いあいながら生きていたい」、そんな万人の夢を実現させたい。「ファイナール」という社名も、創業者が会社を立ち上げたときに「ファイナル・チャレンジ」だと考えたこと、そして「お客様の健康の最後の砦になりたい」との想いから名づけられたとも教えていただきました。

創業当時はOEMの企業が工場見学に来て「ここでは作れない」と言われたことがあったそうです。しかし指摘されたところを1つずつ改善していき、年々高まる品質要求にも対応、現工場は移転3回目だそうです。今では大手の食品メーカーから「うちよりも設備が整っている」と言われるまでになったと胸を張ります。実直に問題解決に取り組む謙虚さと、改善を積み重ねてきた自信との両方が垣間見えた瞬間でした。

そして、お気づきでしょうか?高橋さんや森下さんの言葉には、「誰もが美味しいと思う商品」「みんなが納得いく味」「万人の夢を実現させたい」と、「すべての人」の幸せを願う言葉が何度も出てきました。

それは、ふだんから本当にそう思ってそのために行動している人からしか出ない言葉ではないでしょうか。「すべての人に美味しさと健康を届けたい」社員の皆さんがそう思っているのを実感することができました。

お話を聞いていると、「ぽかぽかフレーバーティー」のように気持ちまで温まる気がしました。

今回ご紹介した企業
株式会社 ファイナール (鳥取県鳥取市)

1985年、鳥取の地で創業。35年の経験をもとにした焙煎とブレンド・開発の力を武器に、OEMで数千もの健康茶・健康食品を製造してきました。2021年度の出荷実績は「53,942,454包」に及びます。厳選した素材と本物志向の製品づくりを追求。高い品質と安全を守るべく、「健康食品GMP」や「FSSC22000」などの認証や国際規格を取得しています。商品の品質と同じように社員の働きやすさも重視。鳥取県で初めてユースエールの認定を受け、働き方改革による労働環境改善も大きく進めています。

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