有限会社あすなろファーミング（北海道）

2022.09.01

大自然の恩恵を受けた極上生乳で作る、ぷるぷる食感の「北海道こだわりプリン」

十勝平野の大自然で、のびのび育った乳牛からしぼった極上生乳を、丹精込めて加工した「北海道よりこだわり乳製品のセット」です。ぷるぷるプリン、黒ごまプリン、かぼちゃプリン、いちごプリン、コーヒープリンをセットにしました。北海道からお届けする素朴な味わいは、ギフトやティータイムのお供にも最適です。

おいしい乳製品のふるさとは、信頼できる家族で営む直営牧場

平成2年9月、日高山脈のふもとに有限会社あすなろファーミングが設立されました。清水町は、人口より牛の方が多い酪農地帯だと、あすなろファーミングの村上さんは話します。
「十勝地方は空気が本当に澄んでいて、『清水』という地名のとおりお水もおいしいんですよ。人にも牛にも、お水って大事ですよね」

村上さんは4人兄弟の四男、直営牧場は次男であるお兄さんが継いでいるのだそう。兄弟で力を合わせて、村上牧場や加工場、直売所の運営をしているといいます。
「信頼できる家族間で丹精込めて作っている生乳のよさを、ちゃんと伝えたいんです。家族経営の小さな牧場では、原料乳に限りがありますが、おいしい原料乳に他のものを混ぜたくないんです。そこはこだわりでやっています」

自社のものだけで製造できるのが一番と考えて、良質の製造乳から生クリームを取り、バターやプリンなどの加工品を作っているそう。
「一番いいのは、生乳のまま飲んでいただくことなんです。でも牛乳のままだと、どうしても期限が短いので、加工品として皆さんに召し上がっていただきたい」と村上さんは話します。

牛乳の味わいを決めるのは、認証を受けたオーガニックの牧草

村上牧場では、牛のエサは8割が牧草で、残りの2割は規格外の小麦や飼料用のお米を使っているそう。小麦やお米も北海道産を使用、輸入物には頼らないこだわりがあると村上さん。
「牧草はすべて牧場で生産していて、夏は青草、冬は備蓄したものを与えています。牧草地と放牧地では、有機のオーガニック認証を取得しているんですよ。村上牧場の牛は、良いものを食べてのびのびした環境で育っています。当然、生乳もおいしいだけじゃなくて、安心安全なものが出てきますよね」

牛乳の味は、牧場ごとに味わいが全く違うのだと村上さんは話します。それだけエサとなる牧草は、牛乳の味わいを左右する大事なポイントだとのこと。
「牛乳といえば決まった味、と皆さん思うでしょうが、飲み比べると違いがはっきり分かるんです。食べ物ってミルクの味わいにすごく影響すると思います」

十勝の大自然でのびのび育った乳牛、ストレスフリーの絶品ミルク

村上牧場では、広大な土地で牛を放牧して育てているのだとか。北海道内でも放牧している牧場は、約1割程度だと村上さん。
「ヨーロッパでは主流なのですが、『アニマルウェルフェア』という考え方があるんです。『動物のよりよい暮らしを』という考え方の中で、『牛が快適に過ごせるような環境を作りましょう』という取り組みなんですね。うちはこの認証を受けているんですよ」

村上牧場ではその他にも、食の安全や環境保全の取り組みに対して「JGAP」の認証も受けているのだそう。家族経営の小規模な牧場ながら、清水の大自然の恩恵を受けたおいしい生乳作りにこだわりを持っています。
「健康な牛からのミルクの方が、断然おいしいですよね。体調の悪い牛のミルクと、ストレスフリーの元気な牛からしぼったミルクを比較すると、元気な牛の方がやっぱりおいしい。食べたいときに食べて、眠い時に寝る、そういうストレスのない状態の元気な牛のミルクが、一番絶品だと思います」

ぷるっとしたミルク感！おいしい生乳から作るシンプルなプリン

パックされた牛乳を作るにあたり、余った牛乳を無駄にしないために、プリン等の加工を始めたと村上さんは話します。
「牛乳やヨーグルト、飲むヨーグルトやバターが主力商品で、ソフトクリームも人気があります。楽園のムースという商品は、30年のロングセラー商品なんですよ。プリンは基本的に卵不使用で、原料はミルクと生クリームと砂糖、ゲル化剤を使用しています」

余計なものを使わずに生乳から作ったプリンは、ぷるっとした食感でミルク感が強く、根強い人気があるそう。
「素朴でなつかしい味のプリンなので、ぜひ皆さんに食べていただきたいですね。シンプルなものを食べていただくと、一番違いが分かると思います。プリンの入ったギフトは、とても人気があるんですよ」

プリンは5種類あり、原料のカボチャやイチゴは十勝産を使用。北海道産の食材にこだわった、大自然の味を堪能できるプリンです。
「やっぱりおいしいって言ってもらえることが、生産者として一番うれしいですね。プリンを食べていただいたことで、他の商品にも興味を持ってもらって、さらに清水に来てみたいと思っていただきたい。プリンがそのきっかけになれば、ありがたいと思っています」